セミファイナル、新日本本隊vsBNJの4対4シングル勝ち抜き戦。 試合詳細 先鋒戦は蝶野vs健介。最初に発表されていた順番だと副将に蝶野だったのが 新日本本隊側の先鋒が健介だった為、蝶野が敢えて先鋒の長井と交代して先鋒戦に出る。とゆう 急遽、リング上で試合順を変更した事に意味があるのかないのか、よくわからない段取りでした。 一見アドリブに見えるこの行為は何だったのか? わざとらしく意味深げにやっておいてその実、大した意味が無いのだったら余計な芝居はしない方がいいように思えましたが。 (1本目)健介vs蝶野△(時間切れ引き分け。ちなみに試合時間は15分一本勝負) (2本目)●永田vs中西○(11分58秒 ヘラクレスカッター>片エビ固め) (3本目)○中邑vs中西●(4分18秒 逆十字固め) との経緯を辿って4本目の試合になる中邑vs長井戦。 長井はここ10年ほど流浪の人生を送ってきましたが全日本プロレス入りして 川田とのタッグチームを少し経験してから、新日本と所属契約を果たした今となって 国内プロレスラーの中でも(フリーランスを含めて)高め安定でステータスの高いポジションに居ると思います。 K-1に参戦していた頃は無名のグリーンボーイの踏み台役だった訳で、それに比べたら今は全然マシ。 (4本目)○中邑vs長井●(4分18秒 スタンド式逆十字固め)を経ての5本目の鈴木vs中邑。 (5本目)●中邑vs鈴木○(4分34秒 ゴッチ式パイルドライバー>体固め)が終った直後に 新日本本隊側の大将、棚橋が速攻でリングインするの図。 棚橋と鈴木の試合は面白かった。他の絡みのセミの試合よりは。 総合格闘技があるという前提においてのレスリング的な動きも棚橋はこなしていたし セミの絡みで面白かった順は 中邑vs中西 > 棚橋vs鈴木 > 中邑vs鈴木=中邑vs長井 > 健介vs蝶野=永田vs中西 こんな感じ。健介vs蝶野は試合をしていても途中から引き分け色が濃厚なのがバレバレだったので 場内にいた観客のテンションが徐々に下がっていたのがわかったし 論外としてもっともツマラナカッタ試合は永田vs中西。中西はいつもの如くだとしても 永田のツマラナさが目立ち過ぎた試合内容で、12分もダレた試合を引っ張ったから客席も静まりかえる始末。 永田の会場人気は相変わらず無し。ホームなのに健介や長州よりも人気ないのは問題でしょう。 棚橋と鈴木はスタイルが違うから見ていて、面白かった。 鈴木の総合格闘技っぽい技術にもプロレス的に対応しているし、ちゃんとこのように見せ場も考えていたので。 勝ち抜き戦はBNJの勝利。その記念撮影。 しかし、鈴木が新日本に戻って普通にプロレスしてるのを見ると 人間は食うために自分の主張も捨ててでも、日々の暮らしを心配しなければいけない生き物なんだ。と納得してしまえます。 理想を掲げて旗揚げしたパンクラスでは散々粘った挙句(不発だったキャッチ・レスリングとか)に居場所を失い 船木からの引退勧告を公に受け続けた日々から一転して、開き直ってプロレスをしている現状。 レスラーの転職は精々、居酒屋の親父などの飲食業が関の山な訳で。食う為には仕方ない事ないんですね。 メインイベント。いよいよダブルタイトルマッチ。三冠とIWGPの統一戦ですよ。 先に天山(IWGP王者)が入場して最後に小島(三冠王者)が入場と、入場順にも拘っていたようです。 小島の三冠王者。これはイレギュラーな話で認めたくない現実なのですが 実際に三冠をもってリングに上がった小島を見てしまうと、時代の流れでこうなってしまったのだという事に納得せざるえません。 今までの概念からすると全くもって不条理だし、フィクションとしか言えませんが 現実として小島は三冠王者なのだし、そこから目を逸らす事はできないのです。 タイトルマッチ前に国歌斉唱。こういった様式は大切にしたいところ。 ゴング直前、実況解説席には武藤と天龍とGKと竹内さんが居ました。 続く