試合開始。ゴングが鳴って最初の1分ぐらいは睨み合ってました。 天山がリング戻るのを小島が押しのける図。天山は吹っ飛ばれて場外のフェンスに背中を打ち付けていたり 腰が痛い人には酷な仕打ち。 小島のサソリ固め(テキサス・クローバー・フォールドだったか?)ともかく、足固めから逃れる天山。 中盤になると天山は小島の腕を狙ってましたが、それが徹底していなかったので中途半端な印象が。 天山の絞め技(決め技)は結局、アナコンダバイスなので絞め技(関節系)を使っての腕攻めは ラリアット封じの牽制程度な意味合いしか無い訳だし 天山が逆十字を取って勝った試合なんてほとんど記憶にないから…… 相手の股の下から手を入れて足を抱えるように投げていた変則的なバックドロップ。 腰が痛くて力が入らなかったのでしょう。この日の天山は殆ど投げ技を出していなかった。 小島のラリアットを交わしたのか、どうなのか、よく覚えていないけれども相撃ちっぽい瞬間。 小島が終盤出し始めた歴代三冠王者達のレパートリー一覧のひとつだった武藤敬司ムーブ。 相手の膝に対してドロップキックを数発撃ち込んでからのドラゴンスクリュー。そして足4の字。 天山、この日は何度もアナコンダバイス出してました。 思い直してみると、試合時間が40分過ぎたあたりから天山は寝てる時間の方が多かったかも。 京平レフリーがKO判定を下した直後ぐらいの図。 試合時間が50分超えた辺りから、わかっている人は溜息を漏らして 55分を超えると流石にピュアな人達からも大ブーイング、怒号が聞こえてきたので、京平レフリーの判断は正しかったと思います。 (仮定の話として)この試合がフルタイムドローだとしたら、会場に来ていた人達は失望していたろうし ファンは不信感を抱いて、プロレスを捨てる人も増えていた事でしょう。 試合終了後は特にゴタゴタもなく、PWF会長ハンセンの代読として竹内さんが嬉しそうに認定書を読み上げていたのが印象的でした。 ああ、これで三冠とIWGPが同列に扱われて……ワンパックされてしまった。哀しい。 ダブルタイトル戦を見ている間中、過去の三冠戦や世界タッグ王者戦などを思い出していました。 そういえば五冠王者になったゴディ(故人)は数日しか王者じゃなかったよなぁ……とか ウイリアムスとの殺人魚雷コンビは最強のタッグチームだったよなぁとか。 他、四天王プロレス前後の時代の全日本プロレスの思い出に浸りながら、ぼけーっと試合を見ていたのが私です。 そんな風に試合を見ていた者としたら、今更ながらもこの日に三冠の歴史が終ってしまう (本質的には2000年の6月の時点で終っていたのかもしれないけれども)と思うと寂しかった訳です。 が、20日でIWGPと統一させる事で三冠を封印して、全く新しいベルトを作るのも時代の流れなんだろうし その流れに乗れる人こそがこれからもプロレスを好きでいられる人達なのだろうと。 武藤社長の全日本プロレスは三冠の歴史で商売するのはもう止めようと思ってベルトを統一してしまったのでしょう。 私はそのような納得の仕方をしました。