直前まで大した興味をもっていなかったのですが……小島が三冠を獲って、IWGP王者天山とダブルタイトル戦を行う。
このイレギュラーな状態は10年前、いや5年前だったら
(全日本プロレスから三沢、以下ほぼ全てのレスラーが逃げ出したのが2000年6月の事なので)
こんな現実はホラ話ですよ。
テンコジのシングル対決が両国国技館のメインイベント。しかも、三冠とIWGPの王座統一戦になる。
性質の悪い冗談でしょう。しかし、これが現実……
三冠がIWGPと混ざってしまうと三冠の意義や存在価値が、統一された瞬間に終ってしまうような気がしたので
三冠の終る様を見ておきたい。そのような気持ちが両国大会、前日に高まり当日の朝になってから
PPVでも買おうか?生観戦しようか?悩みましたが結局、両国へと向かいました。
当日券が売り切れるかもしれないと心配して13:30頃に両国に着くと、国技館の外に長蛇の列が出来ていて
どんなアレであれ、やはりダブルタイトル戦なのだし、凄い人気なんだなぁと吃驚したけれども
それは新聞社の出している招待券を引き換えする列だった訳で。
なるほど、無料で見られるのならば寒くても早く来て並ぶよ……と
13:30の段階では当日券売り場は閑散としていて、チケットも全席種余っていました。
10年前ならば(ダブルタイトル戦はありえない話だけれども、仮定として)
会場が東京ドームでも収まりきらないだろう夢の話だったモノが、10年経って現実に起こってみると
当日券が楽々買える程度の話になっている寂しい話なのです。
15時開始の興行だったため、最初から客席が埋まっていて最終的には9割の埋まり具合。
1階桝席とか、2階のプレイガイド売り残り分でチラホラ隙間が空いていたぐらい
最近のプロレス会場にしては集客が良かったんでしょうが、休日に行われたダブルタイトル戦なのに
両国すらも満員札止めに出来ない……これも現実。
第三試合の特にテーマのない、中堅同士が闘うタッグマッチ。成瀬選手のBlogは定期的にチェックしてます。
●垣原 賢人&吉江 豊(8分39秒 ラリアット>片エビ固め)成瀬 昌由&真壁 刀義○
試合の詳細
CTUを試合、初めて生で見ました。
メンバー内の外人選手ジェームス・ギブソンは元WWEクルーザー級王者のジェイミー・ノーブルだったと
観戦した後に知りました。全く存在感無かったなぁ……
第5試合のIWGP ジュニアヘビー級選手権試合のタイガーの入場。
チビタイガーを同伴して入場。このパフォーマンスは何を意味していたのか?謎。
[王者]○タイガーマスク(10分04秒 タイガースープレックスホールド)獣神サンダーライガー●[挑戦者]
試合の詳細
ライガーって、動き重くなってしまった。とそれ位の印象しか
休憩明けに猪木62歳のお誕生日会。
この日の猪木のパフォーマンスは偶に会いにいくと笑えない冗談ばかり話して辟易させてくれる親戚のお爺ちゃん
みたいになってました。老いるとは、こういった事なのでしょう。
誕生日ケーキのろうそくを吹き消している猪木。
両国はスポットライトの数が武道館より多くて場内が明るくていいなぁとか思ってました。密かに
猪木、〆のダァー。
パワーホールに乗って長州の入場。会場人気は落ちていません。商品価値は未だある選手
反対コーナーに立つ西村。二人の因縁も段々とコントっぽくなっているような
エプロンサイドでの攻防。試合は長州のワンサイドゲーム
腐っても長州のサソリ固め
試合を裁くレフリーは保永。新日本に出戻ったのか?それともリキプロ所属になったのか?
こういう風に一度、後ろ足で砂をかけた人達が戻ってこれる(所属とか、フリーとか関係なく)場というのか
どさくさに紛れて曖昧な内にその場にいれてしまう。というのは、いかにも新日本らしい感じがします。
長州がレフリーのロープブレイク指示に応じなかった為に反則裁定に。
西村を心配してかけよる新日セコンド陣にそれをチラっと見て、すぐ帰る長州。
新日の十八番であるアクシデント風味の不透明決着。喧嘩プロレスなのですが
それも10年、20年前ならば受けていた事で、全てが開けっぴろげになってしまっている2005年にそれをやられても
白けるのを通りこして、こんなレスリングしかできないのか……と。ギャラ泥棒に等しいと思いますね。ええ
続く